のっぺい汁〈有賀薫のスープ旅 福井編〉
家庭料理を支えつづける味わい鍋が応援する、ご当地スープをめぐる旅「有賀薫のスープ旅」。
今回訪れたのは冬の福井県。雪深い土地で冬を越す人々の日常食「のっぺい汁」に出会いました。里芋によってとろみがついて、体がポカポカ温まりますよ。
材料(5~6人分)
鶏もも肉:小1枚
しょうが:1片
長ねぎ:1本
油揚げ:1枚
里芋(小):12~13個
※通常の大きさなら7~8個
干し椎茸:3~4枚
昆布:7cm(水1200mlで戻す)
塩:小さじ1
しょうゆ:適量
つくり方
①下準備
水(1200ml)に昆布を入れ浸けておく。ボウルに干し椎茸と水を入れて3~4時間かけて戻す。
②具を食べやすく切る
里芋を半割りに切る。
※動画では、皮つきの里芋を使用していますが、ふつうの里芋は皮をむき、水洗いして表面のぬめりを取ってください。
戻した干し椎茸(いしづきを切り落とす)は1cm角に、長ねぎは1cm幅に、油揚げと鶏肉は一口サイズに切る。しょうがは薄切りに。
③煮る
鍋に昆布だしと干し椎茸のだし、鶏肉、しょうがを入れて中火にかける。沸騰してきたら昆布を取り出し、アクをすくい、残りの材料を全て加える。
中弱火に切り替え、野菜がやわらかくなるまで煮る。
④仕上げ
里芋がやわらかくなったら、塩と醤油を加えて味をつける。(お好みで胡椒を加えても)
ポイント:動画では、福井の甘い醤油を使用しています。普通の醤油でも美味しく仕上がりますが、甘さを加えたい場合は、みりんを大さじ1ほど加えてください。
有賀薫のスープ旅とはスープ作家の有賀薫さんと大井ディレクターが、日本各地をめぐって汁物を訪ね歩くYouTube番組『有賀薫のスープ旅』。地元の人たちが食べている郷土汁や食材を訪ね歩いて体験し、そのインスピレーションをもとにスープを考えて、ご家庭でも簡単に作れるレシピにして発信中! →福井・のっぺい汁 前編(YouTube) |
有賀 薫(ありが かおる) スープ作家。2011年から10年間にわたり毎朝スープを作り続け、SNSに投稿。素材を生かすシンプルなスープレシピや、暮らしに添った家庭料理の考え方を発信中。日本各地の汁物を訪ねる『スープ旅』、家事について語り合う『家庭料理のIDOBATA会議』主催など、料理やくらしの新しい表現方法を探求している。著書に『スープ・レッスン』『ライフ・スープ』『有賀薫のだしらぼ』、10月2日発売の『おうちごはんは日々のくりかえし。』ほか多数。 公式Instagram|公式X |
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