白みそと魚の味噌汁〈有賀薫のスープ旅 滋賀編〉

家庭料理を支えつづける味わい鍋が応援する、ご当地スープをめぐる旅「有賀薫のスープ旅」。
滋賀県では、沖島に伝わる白味噌の魅力を教わり、魚の味噌汁を作りました。白味噌の甘みと魚の出汁が、ポタージュのようなやさしいコクを生み出します。

材料（3～4人分）

ビワマス：半身(切り身)
※ビワマスの代わりに、生鮭でもOK！
たまねぎ：1個
しょうが：1片
豆腐：150g

白味噌（塩分少なめ）：約120g
※ふつうの白味噌の場合：70～80g程度

青ねぎ：少々

つくり方

①魚に薄く塩を振り（分量外）、表面に浮いてきた水分をキッチンペーパーでふきとっておく。たまねぎとしょうがは薄切りにする。
ポイント：白味噌の甘みを活かすため、たまねぎを加えて全体を甘めに仕上げます。

②鍋に水600mlとしょうが、たまねぎを入れて煮立てる。そこに魚を加えて6～7分煮る。
ポイント：魚の身が崩れないよう、弱火で煮る。

③白味噌を溶き、豆腐を手で割って加えて、味を見る。塩気が足りないようなら味噌を足すか、塩または醤油で味を調節する。
器に盛り、青ねぎを添えて出来上がり。

有賀 薫（ありが かおる） スープ作家。2011年から10年間にわたり毎朝スープを作り続け、SNSに投稿。素材を生かすシンプルなスープレシピや、暮らしに添った家庭料理の考え方を発信中。日本各地の汁物を訪ねる『スープ旅』、家事について語り合う『家庭料理のIDOBATA会議』主催など、料理やくらしの新しい表現方法を探求している。著書に『スープ・レッスン』『ライフ・スープ』『有賀薫のだしらぼ』、10月2日発売の『おうちごはんは日々のくりかえし。』ほか多数。 公式Instagram｜公式X